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病弱パラメータを追求してみる

　前提：各キャラには素のパラメータがあり、そこに宿星と得意武器による補正が入る。主人公は宿星と得意武器を選べるため、変動がある。サブキャラは固定だが、裏技で主人公になれば変動する。

　例として先日の妖精ちゃんが体力4になった事件、妖精の宿星は太白（武人の星）、得意武器は槍。太白で体力が+2、槍で+2なので、なけなしの体力10のうち+4は補正による付加分であり、素の体力は6しかない。ここで元主人公が選んでいた宿星が歳星のため体力-1、得意武器が小剣のため-1で、晴れて体力4になってしまったようである……。

　ここで宿星に熒惑、得意武器なしを選ぶと体力が-4されるので、妖精は体力2というさらにか弱いパラメータにすることも可能である。とはいえ、宿星が武人の星ということからも見て取れるが、本来は見た目によらず、全キャラ中でも屈指の武闘派な彼（彼女）。これは人間を基準とした数値を身体の小さい妖精族に当てはめた結果、不当に低い数値で表現されているだけで、体力10というのは妖精族の中では屈強なのかもしれない。逆になぜか腕力は全キャラ中でも高い21を誇り、これより高いのは少年・ノーラ・ウォードのみ。これまた、単純に筋力が強いというより妖精の摩訶不思議なパワーなのかもしれない。

　次に、東方の玄城を守る衛将軍、ヤンファン様のパラメータを考察してみる。彼の体力は妖精ちゃんと同じ10だが、宿星は歳星、得意武器は素手で、素の体力は7と思われるので、ヤンファン主人公で可能な最低値は、体力3ということに！　しかもこの組み合わせの場合、妖精ちゃんは腕力13とまだマシだが、ヤンファンはなんと腕力5（ ゜д゜）になってしまう。軍人としてありえない病弱パラメータである。

　訂正：『練磨の書』ではヤンファンの得意武器は体術となっているが、計算が合わないので、得意武器なしが正しいようである。とすると素の体力は13で、最低体力は9、このとき腕力も9となる。あまり名誉挽回になっていないが……。

　そもそもなぜヤンファンの腕力体力がそんなに低いのかは謎である。34歳とまだ若いので、年齢による衰えとは考えられず、ただ単にか弱い体質らしい。おそらく彼は将軍といっても、知謀を巡らせて戦う頭脳派タイプなのだろう。

　追記：得意武器がなしということは術向けということなので、一応武術も会得していたはずだが、タイプ的には術士キャラだと思われる。

　ちなみにもう一人体力10の人がいるが、それは深窓の令嬢ミューズ。一応元気になって仲間に入るとはいえ元病弱ということで、将軍様のような衝撃はない。だが一方ミューズはデフォルトの熒惑・得意武器なしという組み合わせがすでに最低体力なので、残念ながら（？）これ以上は下がらない。一方、腕力は16ある。16がどれくらいかというと、ミカエルと同じくらい、ツィーリンやフルブライトより若干高い。……やっぱり元病弱の深窓の令嬢にしては意外である。

　いずれにせよデフォルト状態で、たとえばミューズ様とヤンファンが腕相撲をすれば敗けるのはヤンファンということであり、これはもはや私の中では、レオニード伯爵がなぜ聖杯を持っているのか、ぞうは元人間なのか、とかと同じレベルのロマサガ3七不思議である（゜ω゜）

　ちなみにこの宿星だが、

• 歳星：木星
• 熒惑星：火星
• 鎮星：水星
• 太白星：金星
• 辰星：土星

　のことらしい。西洋的なイメージなら、金星＝美の女神Venusよりも、火星＝軍神Marsのほうが武人っぽいんだけど、金星が武人の星になっているのは、なにか理由があるのかな？